映画『約束のネバーランド』の作品レビューからわかる特徴とは?
大人気マンガの『約束のネバーランド』が実写映画化され、2020年12月に公開されました。
テレビアニメ化、小説化を経て、ついに実写化された『約ネバ』。
映画の内容やレビューはどうなっているのでしょうか。
この記事では、ストーリーや評価についてご紹介していきます。

ついに約ネバ映画化!しかも実写化されるなんてすごい!

作り込まれたストーリー展開が大人気の作品をみてみよう!
浜辺美波さん主演の脱出サスペンスファンタジー
『約束のネバーランド』はサスペンス要素の強いダークファンタジーです。
ストーリーは、色々な孤児の少年少女が幸せに暮らす施設のなかで、
そこの陰鬱な秘密を知ってしまった主人公の少女とその仲間たちが、
知恵と勇気を駆使して施設からの脱出を計るというものです。
主演は浜辺美波さんで、他にも北川景子さん(イザベラ役)や
渡辺直美さん(クローネ役)が出演されて大きな話題になりました。
今日は水曜レディースデー。映画「#約束のネバーランド」、まだまだ上映中です!女性の皆様、お得なこの日にぜひ「#約ネバ」をご覧下さい!もちろん男性の皆様も!昨日は節分ということで怖い"鬼”を載せたので、今日は僕が現場で撮影した優しい眼差しで子供達を見守る #浜辺美波 さんをお届けします! pic.twitter.com/OeAeDVjM9j
— 村瀬健 「約束のネバーランド」公開中 (@sellarm) February 3, 2021
原作マンガは『ジャンプ』の人気作品
原作は2016年から約4年間、 『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、
瞬く間に話題作となりました。
ダークファンタジーのサスペンス漫画ということもあり、
「あまりジャンプらしくないマンガ」と言われながら、
ジャンプの「友情、努力、勝利」というメインテーマに対し
「逆境に努力と友情で打ち克つ主人公」を描いて多くのファンから支持されました。
“約ネバ初心者”に概ね好評 原作ファンからも一定の評価
実写化された映画についての評価はさまざまですが、
原作やテレビアニメを見ていない人の評価は概ね高く、
作り込まれたサスペンス要素に対するレビューが高評価でした。
原作ファンやアニメ作品のファンからはやや辛口なレビューがあるものの、
一定の評価が見られました。
なかでもテレビアニメの1期(12話分)を約2時間にきちんと納めていて、
よくある「無理やり詰め込み過ぎ」といった意見はほぼありませんでした。
ファンタジーの実写化には違和感の声も
同じ漫画を実写化するにしても、ファンタジーの実写化にはある程度違和感があったようです。
特に同じ年齢の役でありながら、
出演者の見た目のギャップ(実際には6歳差)が違和感として目立ってしまいました。
また、髪型、髪色など、漫画であれば気にならない奇抜なビジュアルも、
実写化すると非現実的に感じる人は多かったようです。
#約束のネバーランド
— 森本のぶ (@morimoto_nobu) January 30, 2021
ボス鬼の中身で出演しました
「楽園だと信じていた孤児院は、鬼に献上する食用児を育てる農園だった」
毎日私達の食卓には当たり前の様に、お肉が並んでいる。もし自分が鬼だったら…食べられる為に生まれる命。生きる為に食べる命。命についてもう一度考えさせられる映画です。 pic.twitter.com/GpO5eLlQxR
いろいろな楽しみ方ができる作品に仕上がっている
『約ネバ』はストーリー展開にサスペンスとしての大きな魅力があり、
原作を知らない人の多くはまずそこに引き込まれて高評価をつけています。
そのいっぽう、原作を知っている人の多くは、
元来ハードルの高い「ファンタジー漫画の実写化」に対して、
「この作品はあり」という評価を付けています。
つまりこの映画の最大の特徴は、『約ネバ』を知っている人とそうでない人で、
違った楽しみ方ができる作品という点です。
まとめ
映画「約ネバ」は、単体映画としても、漫画原作ありきの映画としても
一定の評価がされている「とても稀なファンタジー漫画の実写映画」ということができます。
漫画作品は全世界累計2600万の発行部数を突破している人気コンテンツです。
テレビアニメ→小説→映画といったメディアミックスが行われ、
今後も注目を集めていくでしょう。