2020年M-1グランプリを制した「マヂカルラブリー」の実力
2020年12月20日、若手漫才師により漫才日本一を決める大会M-1グランプリが開催され、
お笑いコンビのマヂカルラブリーが見事優勝を果たしました。
一気に世間の注目をあつめる存在となったマヂカルラブリーについて、
特徴や来歴、今後の活動などについてみていこうと思います。
箱根登山鉄道様からつり革をいただきました
— マヂカルラブリー 野田クリスタル (@nodacry) January 4, 2021
これで僕も安心です pic.twitter.com/oRADW9Y4SI
コンビ結成は
マヂカルラブリーは野田クリスタルと村上の吉本興業のお笑いコンビです。
野田さんは高校生のころからお笑いの活動をしており、16歳で吉本興業に所属しています。
何度かお笑いコンビの結成と解散を繰り返したのち、
大学生芸人として活動していた村上さんに誘われる形で2007年にマヂカルラブリーを結成しました。
吉本興業の養成所であるNSCに所属したことがなく、
主な活動が劇場でのライブ中心だったことから「地下芸人」を自称することがあります。
注目を集める大宮セブンの一角
マヂカルラブリーは、さいたま県大宮市にある大宮ラクーンよしもと劇場の専属芸人で、
同じ専属芸人数組と共に「大宮セブン」と呼ばれています。
吉本興業の劇場といえば大阪の「なんばグランド花月」(NGK)や
東京の「ルミネtheよしもと」が有名です。
それらと比べると大宮は規模も小さく、かつては都落ちとまで揶揄された
劇場でした。
しかし大宮を活動拠点とするGAG、うるとらブギーズ、インディアンス、ジェラードン、
ゆにばーす、すゑひろがりずなどが賞レースの常連になるにつれ注目を集め、
いつしか「大宮セブン」と呼ばれるようになったとのことです。
今回、M-1グランプリで優勝したことにより、
マヂカルラブリーをはじめとする大宮セブンの注目度はさらに高まっていくかもしれません。
芸風は変則コント漫才
マヂカルラブリーの芸風は「変則コント漫才」とも呼ばれます。
いわゆるオーソドックスなしゃべくり漫才ではなく、
主にボケを担当する野田さんが全身を使った動きで表現する「視覚的な笑い」が多くみられます。
内容も独特でシュールなネタを題材としており、
他にはないセオリー無視の世界観をもっています。
あまりにも変則的な漫才のため、M-1グランプリで披露したネタについては
「漫才といえるか?」という議論が起きたほどです。

それだけ独特なネタだったんだね~

芸人さんはほとんど好意的な反応だったみたいだよ
まとめ
もともとマヂカルラブリーは賞レースの常連で、特に野田さんは、
M-1グランプリ、キングオブコント、R-1ぐらんぷりの3大会全てで決勝に進出しています。
さらに今回M-1で優勝したことにより、R-1・M-1の二冠を達成することになりました。
大会後の記者会見ではキングオブコントも優勝して
史上初の3冠を目指すと宣言していましたから、今後のますますの活躍が期待されます。