箱根駅伝2021~駒澤大学は優勝できるか~
こんにちは!
先日、学生3大駅伝の1つ「全日本大学駅伝」が行われました。
近年、稀に見る激しい展開でしたね。

アンカー区間までもつれ込んだ激闘。
残ったのは、優勝候補筆頭の青山学院大学の吉田、
東海大学の名取、そして駒澤大学の田澤でした。
9キロ地点では3人が横並びに併走するという展開。
「よもや、よもや。」の展開です!
力が拮抗している3校。
楽な展開にはならないだろうなと戦前から予想はしていましたが、まさかここまでもつれるとは…。
11キロ地点では、一番余力を残していると思われていた吉田(青学)が遅れ、
名取(東海)と田澤(駒澤)の一騎打ちになります。
もはや、ここまで来たら名門の意地、部員の想い、つまり精神力勝負の様相を呈してきました。
このまま、ゴール手前1キロまでジリジリとした展開が続きます。
出たのは、田澤(駒澤)でした。
足を貯めていたのか、スピードに乗った力強いラストスパート。
大八木監督からの指示があったのか、迷いのない走りでした。
途中、何度か後ろを振り返るものの名取(東海)はついてこれません。
100メートル程、離したところでゴール!!
駒澤の雄叫びが上がりました!
駒大高校男子は関東駅伝大会に20回目の出場で、表彰して頂きました。
— 駒澤大学高等学校 陸上競技部 (@komariku_1015) November 20, 2020
現顧問は7年目、顧問になってからは4回目の出場です。
先輩たちから繋がってきた伝統があるからこそ、今のチームが存在するのだと実感することができました。
応援してくれている卒業生も多い。駒大高校の誇りを持って戦おう! pic.twitter.com/fz7mCzKZIm
全日本のタイトルをとったことはもちろん、
青山学院大学・東海大学のライバル2校に接戦の末に勝ったというのは
箱根に向けて大きなアドバンテージでしょう。
また、アンカー勝負を繰り広げた田澤選手。
およそ30秒差を縮めての逆転劇でした。
この経験、勢いは箱根でも生かされることでしょう。
この駒澤のエースに名乗り出た田澤選手を
大八木監督がどこの区間で使うのかも勝負の分かれ目となりそうです。
レース後、箱根の目標を訊かれた大八木監督は謙虚に、
「3番以上を狙いたい。」と応えていました。
「平成の常勝軍団」と呼ばれた駒澤大学も、2008年以来優勝から遠ざかっています。
勝てなかった期間は、スピード練習とスタミナ練習を
バランス良く取り入れるなど工夫を凝らしてきました。
育成に力を入れ、1、2年生が戦力として育ち、今大会でも結果を残しました。
名門復活へ、機は熟したかに見えます。
全てが20キロ以上の区間が並ぶハードな箱根路。
総走行距離、217キロ。
本当にチームの総合力、絆が試されます。
大八木監督も「スタミナがないと厳しい。本当にタフなレースになる。」と言っています。
しかし、この策士・大八木監督。
何かを起こしそうな気がしてなりません。
毎年波乱が起きるのが、箱根駅伝!
歓喜の輪ができ、大八木監督が箱根の空に舞う。
そんな正月を期待しています♪